催眠療法のセッションをしていると、
「今、かなり深いところに入っているな」
と感じる瞬間があります。
普段なら考えないようなことを、自然に話し始める。
頭で考えていた答えとは違う言葉が出てくる。
感情に、とても素直に反応する。
そして、涙を流す。
イデオモーターの指反応も変わってきます。
最初は「指を動かす」という感じだったものが、
やがて、指で語るようになる。
催眠を通じて、自分の中にあるものを、
自分自身で探していく。
私は、これも催眠療法の大きな魅力の一つだと思っています。
「自分の中から答えが出てくる」という体験
普段の生活では、
自分のことを自分で考えているつもりでも、
実際には頭で一生懸命考えて答えを出していることが多いと思います。
催眠状態に入ると、
少し違ったことが起こることがあります。
頭で考えるより先に、言葉や感覚が出てくる。
「自分ではこう思っていたのに、違う答えが出てきた」
そんなこともあります。
そして、その答えを誰かから教えてもらったわけではない。
自分の中から出てきた。
私は、ここに大きな意味があると感じています。
例えば、占いなどでは、
他者から自分についての答えを聞くことがあります。
それも一つの体験です。
でも催眠では、
「自分の中から答えが出てくる」
という感覚を持たれる方がいます。
守護霊とのつながりを感じることで、
改めて自分自身が持っていた力や可能性に気づくこともあります。
誰かに答えを与えてもらうのではなく、
自分自身の中にあるものを探索していく。
そこが、催眠療法のおもしろいところなのだと思います。
指を動かすのではなく、指で語る
以前、イデオモーターの指反応について書きました。
最初の頃は、指がなかなか動かなかったり、
動きが小さかったりすることがあります。
ところが、セッションを重ねていくと、
指の動きが少しずつ自由になっていくことがあります。
上下に動くだけではありません。
円を描いたり、
否定するように左右に動いたり、
戸惑っているような動きを見せたり。
まるで、指そのものが言葉の代わりになっていくように感じることがあります。
私はこれを、
「指を動かす」
というより、
「指で語る」
と表現したいと思っています。
指が動くことそのものが重要なのではありません。
その瞬間に、
クライエントさまの意識の使い方が変わっている。
頭で考えて答えるのではなく、
感じたものが、そのまま反応として現れている。
その体験そのものに意味があるのだと思います。
深い催眠ほど、深い気づきがあるわけではない
ここで、一つ大切なことがあります。
「深い催眠に入れば入るほど、深い気づきが得られる」
私は、そう単純には考えていません。
その方にとって、その時に必要な催眠の深さがあるのだと思っています。
何度かセッションを受けてくださった方でも、
毎回同じ深さになるとは限りません。
今日はここまで。
今回はもう少し深く。
そんなふうに、その時々で違うのだと思います。
そして、その深さに、
クライエントさまご自身が入っていっている。
セラピストが「もっと深く」と押し込むものではないのです。
だから私は、
「今日は前回より浅かった」
ということを、悪いことだとは考えません。
その日に必要なところまで入っている。
それだけなのかもしれません。
守護霊とつながることも、自分の内側を知ること
守護霊療法をしていると、
「守護霊は外にいる存在なのですか?」
と考える方もいらっしゃると思います。
これについては、
私にも一つの答えしかありません。
「外にいる存在とつながっている」
と感じる方もいるでしょう。
一方で、
「自分の深いところにアクセスしている」
と感じる方もいる。
セッションによって感じ方が変わることもあります。
つながる対象によって、感覚が変わることもあります。
私は、どちらでもよいと思っています。
実際に体験しているクライエントさまが、
一番よくわかっていることだからです。
大切なのは、
「これは本当なのか?」
と頭の中だけで考え続けることより、
実際に自分の中で何が起きているのかを、
自分自身で感じてみることなのかもしれません。
「知らない自分」が出てきたら怖い
もちろん、
自分の内側に深く入っていくことに、
不安を感じる方もいらっしゃいます。
「自分でも知らないものが出てきたら怖い」
「過去のつらい記憶が出てきたらどうしよう」
「催眠から戻れなくなったら?」
そう心配される方は、少なくありません。
中には、不安になって予約を取り消される方もいらっしゃいます。
私は、それも自然なことだと思っています。
わからないものに対して怖さを感じるのは、
当たり前のことだからです。
だからこそ、ご不明なことがあれば、
できるだけ丁寧に説明するようにしています。
そして、
「怖いけれど、やってみたい」
という気持ちより、
「どんな体験なんだろう」
という好奇心や期待が少し上回ったとき。
そのタイミングで来ていただくのが、
よいのではないかと思っています。
深く入れないときは、別の道を探す
もちろん、
指が動かない。
催眠がなかなか深まらない。
感覚が出てこない。
そういうこともあります。
ただ、私は、
「指が動かないから、この方は催眠に入れない」
とは考えません。
ある質問に対して指が動かないのか。
それとも、その状態そのものが続いているのか。
そこを見ていきます。
指が動かなければ、
ほかの身体の部分に反応がないかを観察することもあります。
瞼や手首、足首など、
指以外のところが動くこともあります。
イデオモーター以外のアプローチに切り替えることもあります。
私が十数年ヒプノセラピストをしてきた中で、
指も、ほかの部分も、何も動かないという方は、
本当に稀でした。
ですから、
「うまく催眠に入れなかったらどうしよう」
と、最初から心配しすぎなくてもよいと思っています。
無意識を、自分で探索する
私は、催眠を、
「無意識を自分自身で探索するためのツール」
だと考えています。
瞑想のように長い練習を重ねなくても、
催眠によって普段とは違う意識状態を体験することができます。
そして、その状態を体験することそのものが、
大きな気づきにつながることがあります。
自分でも思っていなかった言葉が出てくる。
突然、涙が出てくる。
身体が自然に反応する。
考えていた答えとは違う答えが出てくる。
それは、
「自分の中には、まだ自分が知らないものがある」
と気づく体験なのかもしれません。
催眠は、
誰かに答えを教えてもらうためのものではなく、
自分自身の中を探索してみるためのもの。
私は、そんなふうに考えています。
もし少しでも興味があるのなら、
まずは一度、
「自分の中に入っていく」
という体験をしてみてください。
そこに何があるのかは、
実際に体験してみなければ、
わからないものだと思います。
Shiva(しば)
守護霊について、順番に理解したい方へ
守護霊とは何か、サイン、無意識との関係まで、
30記事を通して全体像をまとめています。
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全体を通して読むことで、静かに理解が深まっていきます。
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