催眠中に、何が起きているのか。 施術者として見てきたこと

ヒプノセラピー(催眠療法)

セッションの中で、こんな場面に出会うことがあります。

セッションの一場面
クライエントさまが、深い催眠状態に入っています。
呼吸はゆっくりと整い、時にはいびきをかいていることもあります。
どう見ても、ぐっすり眠っているように見えます。そこで私が問いかけます。
「今、安心していますか?」

すると——指が、静かに動きます。
これが、イデオモーターシグナルと呼ばれる反応です。
意識は眠っているように見えながら、無意識は問いかけに応答している。
私はこの瞬間が、催眠というものの本質を一番よく示していると感じています。

「意識が落ちる」ということ

催眠状態とは、意識が薄れた状態ではありません。
より正確に言えば、前頭前野(理性・批判的思考を司る領域)の活動が穏やかになり、
無意識の層へのアクセスが容易になった状態です。
いびきをかきながらも指が動くのは、矛盾しているように見えます。
けれど脳科学的に見れば、それほど不思議なことではありません。
運動を制御する系と、思考・判断を担う系は、別々に機能しているからです。
「眠っているのに動いている」ではなく、
「思考は休んでいるのに、無意識は起きている」——そういうことです。

前世療法で起きていること

もうひとつ、施術の中でよく出会う現象があります。
前世療法のセッションで、クライエントさまが語り始めるストーリーは、驚くほど一貫しています。
登場人物、場所、時代、感情——それらが、まるで記憶を辿るように、滑らかに続いていきます。
私はこれを「本当の前世の記憶かどうか」という問いより先に、
もう少し別の角度から見るようにしています。
無意識は、物語を語る力を持っています。
深い催眠状態の中では、その人が長い時間をかけて積み重ねてきた感情や記憶が、
象徴的なストーリーとして浮かび上がることがあります。
それが「前世」という形を取るかどうかは、私には断言できません。
ただ、そこに現れるものが、その人にとって意味を持つ何かであることは、
多くのセッションを通じて感じ続けてきたことです。

施術者として、ただ見ている

私には、霊能力と呼ばれるような特殊な感覚はありません。
けれど、守護霊療法のセッション中に、
何かが変わる瞬間を、何度も目撃してきました。
催眠中は能面のように静かな表情をされている方が、
ある瞬間に、慈愛に満ちた顔つきに変わることがあります。
あるいは、身体全体がビクッと大きく震える瞬間があります。
一度だけ。ほんの一瞬。
そのとき私の中に、かすかな浮遊感のようなものが生まれることがあります。
それが何なのかを、私は断定しません。
ただ、それを「気のせい」と片づけることも、今はしていません。

信じる前に、体験する

催眠は、信じる必要はないと私は思っています。
「自分は催眠にかからないかもしれない」と感じている方が、
気づいたら深い状態に入っていた——というのは、珍しくありません。
脳も、心も、あなたが意識で制御できる範囲よりずっと広い場所で動いています。
セッションは、その広さに、少しだけ触れる時間です。

守護霊について、順番に理解したい方へ

守護霊とは何か、サイン、無意識との関係まで、
30記事を通して全体像をまとめています。

単発の記事では見えにくい部分も、
全体を通して読むことで、静かに理解が深まっていきます。

初めてセッションを受ける方へ

セッションでは何をするのか、どんな流れなのか、
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感覚として確かめてみたい方へ

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一度静かな対話の中で確かめてみませんか。

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